【クイズ】「地味な農業県」は大誤解!茨城の日本一、いくつ当てられる?
干し芋は全国の約9割、れんこんは全国シェア約半分、メロンは収穫量日本一——「地味な農業県」だなんて、とんでもない。干し芋・れんこん・メロン・栗・白菜・ピーマンと、茨城が誇る数々の「農業日本一」を全10問のクイズで味わいましょう。
茨城県、と聞いて——正直なところ、ぱっと顔が浮かばない方もいるかもしれません。
毎年話題になる「都道府県魅力度ランキング」で、茨城県はながらく下位の常連。「これといって何もない県」なんて、ちょっと失礼なことを言われてしまうことさえあります。県民の皆さんからすれば、「いやいや、ちょっと待ってほしい」と言いたくなるところでしょう。
でも、ここで声を大にしてお伝えしたいのです。
茨城県は、まぎれもない「日本一の宝庫」です。
それも、ひとつやふたつではありません。あなたの食卓にのぼる、あの野菜も、あの果物も、あのおやつも——実は「全国生産量、堂々の日本一」が茨城産、ということがびっくりするほど多いのです。中には、全国の約9割を茨城が作っている、という圧倒的なものまであります。
「地味な農業県」だなんて、とんでもない。茨城は、日本の食卓をどっしりと支える、押しも押されもせぬ農業大国なのです。
今回のクイズは、そんな茨城県の「日本一」をめぐる10問。茨城にあまりなじみのない方ほど、「えっ、これも茨城が一番なの!?」と、いい意味で裏切られること間違いなしです。さあ、あなたはいくつ当てられるでしょうか?
「茨城県」は、知られざる農業王国
茨城県は、関東地方の北東部に位置する県です。東は太平洋に面し、広々とした関東平野が大きく広がっています。県庁所在地は、徳川御三家ゆかりの城下町・水戸市。納豆や、日本三名園のひとつ・偕楽園を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも、茨城の本当のすごさは、その農業の底力にあります。
なぜ茨城が、これほどの農業王国になれたのでしょうか。理由は、いくつもの恵まれた条件が重なっているからです。
まず、なんといっても広大な平野。関東平野の豊かで平らな土地が、大規模な農業を可能にしています。次に、温暖な気候と豊かな水。太平洋がもたらす穏やかな気候と、霞ヶ浦をはじめとする豊かな水源が、さまざまな作物をのびのびと育てています。
そして見逃せないのが、首都圏に近いという立地。日本最大の消費地・東京がすぐ隣にあるということは、「獲れたての新鮮な野菜を、すぐ食卓に届けられる」ということ。だから茨城では、足の早い葉物野菜づくりがとても盛んなのです。毎日、首都圏の食卓には、茨城産の新鮮な野菜がどっさりと届けられています。
さらに、火山灰由来の水はけのよい土壌や、冬のよく晴れた天気、海からの潮風——こうした自然条件が、ある特産品づくりに絶妙にマッチしている地域もあります。
広い土地、よい気候、豊かな水、巨大な消費地のそば。農業に必要なものがすべてそろった茨城は、いくつもの「日本一」を生み出す、まさに王国なのです。
こんな問題が出てきます
具体的な答えは伏せておきますが、こんなジャンルから出題されます。
- 全国生産の約9割を占める、茨城が誇る「あのおやつ」の話
- 霞ヶ浦のまわりでさかんに穫れる、日本のシェア約半分を占める野菜
- 「夕張」で有名な北海道を抑えて、収穫量が日本一のあの甘い果実
- 実りの秋を彩る、全国の約4分の1を茨城が占める味覚
- 「○○といえば長野」のイメージなのに、実は収穫量1位は茨城という野菜
- 首都圏の食卓を支える葉物野菜の、意外な「日本一」たち
- 県南東部でさかんに作られる、収穫量・産出額ともに日本一の夏野菜
- 全国シェア約9割の「あのおやつ」、実は発祥は別の県だった!?
- 日本一の茨城のれんこん、全国シェアはおよそどれくらい?
干し芋、れんこん、メロン、栗、白菜、ピーマン——茨城が誇る数々の「農業日本一」を、まるごと味わえる10問です。
おそらく多くの方が、「これも茨城だったの?」と何度も驚くはず。クイズを解き終わるころには、茨城県を見る目がきっと変わっているはずです。「地味な県」なんて、もう言えなくなりますよ。
ご家族やご友人と「これ、知ってた?」「茨城ってすごいんだな」なんて話しながら解くのにもぴったり。今度スーパーで野菜や果物を選ぶとき、産地のシールをちょっと気にして見たくなるかもしれません。
それでは——知られざる農業王国・茨城の日本一の世界へ。あなたはいくつ、当てられるでしょうか?
クイズに挑戦!
発祥は静岡県。でも今では全国生産の約9割を占める干し芋王国といえば、どの県?
全国のれんこんの半分以上は、実はこの湖のまわりで穫れます。茨城で蓮田が広がる、霞ヶ浦に面したまちは?
干し芋で全国の約9割を占める茨城県は、生のさつまいも(かんしょ)の収穫量も全国1位である。
あの「夕張」で有名な北海道を抑えて収穫量は日本一。茨城の初夏を彩る、ハウス育ちの甘い果実は?
実りの秋。栗の収穫量で全国の約4分の1を占める、日本一の県は次のうちどこ?
白菜といえば長野のイメージだが、年間の収穫量がいちばん多いのは実は茨城県である。
首都圏の食卓に毎日届く葉物たち。次のうち、収穫量で茨城が全国1位ではないのはどれ?
緑が鮮やかな夏野菜。神栖(かみす)など県南東部でさかんに作られ、収穫量・産出額とも茨城が日本一なのは?
全国の約9割を生産する茨城県は、干し芋づくりが生まれた発祥の地でもある。
全国1位の茨城のれんこん。では、日本でとれるれんこんのうち、茨城産はおよそどのくらい?
回答と解説まとめ
クイズに挑戦してからおさらいにお使いください。
第 1 問: 発祥は静岡県。でも今では全国生産の約9割を占める干し芋王国といえば、どの県?
正解: 茨城県
干し芋は茨城県が全国生産の約9割を占める断トツの日本一。ひたちなか市・東海村・那珂市など県央の海沿いが中心で、火山灰由来の水はけのよい土壌と冬の晴天・潮風が乾燥づくりに向いています(農林水産省・茨城県/2019年で約3.2万トン)。
第 2 問: 全国のれんこんの半分以上は、実はこの湖のまわりで穫れます。茨城で蓮田が広がる、霞ヶ浦に面したまちは?
正解: 土浦市
茨城のれんこんは霞ヶ浦周辺に集中し、土浦市が代表的な産地です。全国シェアは約52.7%(農林水産省/2023年・令和5年)で断トツの1位、東京市場では9割超を占めます。
第 3 問: 干し芋で全国の約9割を占める茨城県は、生のさつまいも(かんしょ)の収穫量も全国1位である。
正解: ×
×。生芋(かんしょ全体)の収穫量1位は鹿児島県(約19.1万トン)で、茨城は僅差の2位(約18.9万トン)です。ただし焼き芋・大学芋などの加工・生食用かんしょでは茨城が1位、干し芋は約9割が茨城産です(農林水産省/2022年産)。
第 4 問: あの「夕張」で有名な北海道を抑えて収穫量は日本一。茨城の初夏を彩る、ハウス育ちの甘い果実は?
正解: メロン
メロンは茨城県が収穫量・作付面積・産出額のいずれも全国1位。夕張メロンで知られる北海道よりも収穫量が多く、鉾田市を中心にイバラキング・オトメ・アンデスなど多品種を春から初夏に出荷します(農林水産省・茨城県/2022年産)。
第 5 問: 実りの秋。栗の収穫量で全国の約4分の1を占める、日本一の県は次のうちどこ?
正解: 茨城県
栗は茨城県が収穫量全国1位で、全国の約26%を占めます(農林水産省/2023年)。笠間市など県中西部が主産地で、大きな実の品種づくりにも力を入れています。
第 6 問: 白菜といえば長野のイメージだが、年間の収穫量がいちばん多いのは実は茨城県である。
正解: ○
○。茨城県は白菜の収穫量が全国1位(約24.9万トン)です。八千代町など県西部が主産地で、長野県(高原の夏どり)と二大産地を分け合い、平地生産でほぼ周年に近い出荷を支えています(農林水産省/2022年産)。
第 7 問: 首都圏の食卓に毎日届く葉物たち。次のうち、収穫量で茨城が全国1位ではないのはどれ?
正解: レタス
レタスの収穫量1位は長野県です。茨城は小松菜・水菜・白菜などで全国1位ですが、レタスは長野に次ぐ規模で日本一ではありません(農林水産省/2022年産)。
第 8 問: 緑が鮮やかな夏野菜。神栖(かみす)など県南東部でさかんに作られ、収穫量・産出額とも茨城が日本一なのは?
正解: ピーマン
ピーマンは茨城県が収穫量・作付面積・産出額のいずれも全国1位です(収穫量約3.3万トン/2022年産・農林水産省)。温暖な気候と首都圏に近い立地を生かし、神栖市など鹿行(ろっこう)地域が主産地です。
第 9 問: 全国の約9割を生産する茨城県は、干し芋づくりが生まれた発祥の地でもある。
正解: ×
×。干し芋の発祥は静岡県とされ、明治期に茨城へ伝わりました。乾燥に適した気候・土壌で生産が広がり、1955年ごろから茨城が生産量日本一になりました(茨城県・各種資料)。
第 10 問: 全国1位の茨城のれんこん。では、日本でとれるれんこんのうち、茨城産はおよそどのくらい?
正解: 約5割
茨城のれんこんは全国シェア約52.7%(農林水産省/2023年・令和5年)で、日本のれんこんのほぼ半分を占める断トツの1位です。霞ヶ浦周辺の土浦市などが主産地で、東京市場では9割超を占めます。



